Donated by Swimmy Inc.
背景
「水泳を習いたいけど、教えてもらえる場所がない!」多くの発達障害児とその保護者が抱える社会課題です。
日本全国にはスイミングスクールは沢山ありますが、発達障害児を受け入れてくれる教室はほんのわずかです。発達障害児(7~19歳)にとって「水泳が実施率No.1のスポーツレクリエーション」(※1)であるため、私たちSwimmyはもっと発達障害児が水泳を学べる環境が必要だと考えています。
また文部科学省はインクルーシブ教育について、『「インクルーシブ教育システム」とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」から排除されないこと』(※1)と述べていますが、障害者のスポーツ実施率や実施機会という観点において、いまなお十分な対策が取られているとは言い難い状況です。
(※1)文部科学省「1. 共生社会の形成に向けて」
目的
① 「発達障害児」といわゆる「健常児」の垣根を超え、子どもたちがインクルーシブに水泳を学べる環境の創出を目指します。
② 参加した子どもが自己肯定感を得ると同時に、人々の多様な在り方を認め、助け合えるようになることを目指します。
③ 本イベントの情報を積極的に発信することで、インクルーシブ教育の普及と、障害者スポーツの認知度拡大を目指します。
特徴
①「障害の有無にかかわらず、泳げる子どもが泳げない子どもに水泳を教える」といった学習方法にもチャレンジします。
②インクルーシブ教育のため、発達の特性にとらわれず、幅広い個性をもった子ども達が参加します。発達障害児でなくても参加できます!
日時
2023年4月2日(日)①14:00〜14:45 / ②15:15〜16:00
場所
マイ・エス・スイミング国立(東京都国立市富士見台4丁目30−1)
※駐車場はございません。公共交通機関もしくは近隣のコインパーキングをご利用ください。
定員
24名
- 1コマ12名(障害のある子ども6名、障害のない子ども6名)
対象
小学生
- 小学生以下については別途ご相談ください。
クラス
水慣れ
- 水中につかることに抵抗があり、水に顔をつけることができない子供のクラス
- 指導内容:水遊び(バブリング、ボビングなど)
初級
- すでに水に慣れていて、次のステップにいける子供のクラス
- 指導内容:水泳基礎(だるま浮き、節浮き、らっこ浮き、バタ足など)
子ども先生
- クロールが12.5m以上泳げる子どものクラス
※子ども先生は最初の20分は通常レッスン、後半20分は水慣れクラスと初級クラスの泳げない生徒のサポート
- 指導内容:クロール基礎、クロールの息つぎ、他の子どもに水泳を教える際の注意点
参加費
無料
撮影許可のお願い
活動中に写真や動画の撮影を行います。ホームページやブログ、SNS等に活動写真や動画を掲載させていただきますので、予めご了承ください。
発達障害への理解や、インクルーシブ教育を日本全国に広めていくためにもご理解頂けますと幸いです。
お申し込みフォーム
https://forms.gle/sEo75YC5KHabrLwQ6
※期日:4/1(土)午前中まで
ONE TENTH スイミングスクール 代表
坂本 奈穂
1990年2月12日生まれ。京都府出身。
父親が水泳選手だった影響で幼い頃から水泳を始め、大学卒業と同時に現役を引退。
立命館大学卒業後、関西で高等学校の教員(保健体育・社会)として勤務し、水泳部の顧問として活躍。その後、東京で一般企業などの勤務を経て2020年にフリーランスに転向。
現在は、主に発達障害児の水泳個人レッスン、メンタルトレーナーとして活動中。
水泳の個人レッスンで、発達障がいのある子どもたちのレッスンを受けることが多く、中級障がい者スポーツ指導員の資格を取得し、障がい者スポーツのリーダーとして指導者研修の講師も務める。
その他、一般のビジネスマンを対象にメンタルトレーニングを指導、企業研修なども行う。
[資格]
中学校教諭一種免許状(社会・保健体育)
高等学校教諭一種免許状(地理歴史・公民・保健体育)
中級障がい者スポーツ指導員
[学歴]
京都府立西城陽高等学校 卒業
立命館大学 経済学部経済学科 サービスマネジメントインスティテュートコース 卒業
ONE TENTH スイミングスクールとは?
Swimmy代表 菅原優のコメント
私たちSwimmyは、東京都を中心に水泳指導を行っています。
対象は幼児〜小学生で、形式は個人レッスン・集団レッスンです。現在の会員数は400名近くになります。
会社を設立して4年が経ちますが、
・日本のインクルーシブ教育の遅れ
・障害児が水泳を学べる環境の少なさ
といいう社会課題を毎日のように感じています。
インクルーシブ教育とは、子どもたちが障がいの有無に関わらず、多様性が尊重された環境で一緒に学ぶ仕組みのことをいいます。
日本では、インクルーシブ教育が、他の先進国より遅れをとっています。
実際2022年に、国連より「インクルーシブ教育の権利を保障すべき」と勧告を受けています。
2012年に日本政府はインクルーシブ教育に取り組み始めます。有識者会議はこれまで散々行われてきました。
そしてやっと2024年に文科省がモデル事業を開始するということが発表されました。
親からすると「子どものこの1年の大切さを理解してほしい」「早く教育を変えてほしい」と言いたいことでしょうが、日本の教育改革は鈍いままです。
もちろん現場には、まだまだインクルーシブ教育が行き渡っていません。
むしろ、障害児を「主流の教育現場」から追いやっている感じすらします。
今回の「インクルーシブ教育を目指した 水泳教室」は、小さな一歩かもしれません。
でも、日本のインクルーシブ教育の一助を担えればと願い、ベストを尽くします!
今回は、マイ・エス・国立スイミングさんのご厚意で、施設を借りられることになりました。このような活動にご理解いただき、大変感謝しております。
また今回の活動はSwimmy株式会社の寄付により開催しております。
もし今回の活動にご賛同される方がいらっしゃれば、少額でも構いませんのでカンパ頂けると励みになります!
・PayPal Me ▶︎ paypal.me/swimmyss
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